• HOME
  • ニュース
  • 【プレスリリース】宇宙農業への第一歩! DigitalBlast、重力発生装置「AMAZ(アマツ)」の打上げ費用一部調達のためクラウドファンディング開始 2024年のISSでのコケ栽培実験で重力影響を評価 - SPACE Media

【プレスリリース】宇宙農業への第一歩! DigitalBlast、重力発生装置「AMAZ(アマツ)」の打上げ費用一部調達のためクラウドファンディング開始 2024年のISSでのコケ栽培実験で重力影響を評価

宇宙産業の活性化や宇宙業界の新事業創出をサポートする株式会社DigitalBlast(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:堀口真吾、以下DigitalBlast)は、2024年の国際宇宙ステーション(以下ISS)でのコケ栽培実験を行う重力発生装置「AMAZ(アマツ)」の打上げ費用の一部の調達として、本日9月16日(金)よりクラウドファンディングを開始したことをお知らせいたします。クラウドファンディングサービス「READYFOR」にてご支援者様を募集し、ご支援者様は支援額に応じた今回のコケ栽培実験にまつわるリターンを得ることができます。

クラウドファンディングプロジェクトページ:https://readyfor.jp/projects/digitalblast_amaz

近年、NASAによるアルテミス計画をはじめとした有人宇宙探査が盛り上がりを見せており、宇宙環境での食の確保や植物栽培に対する課題意識が高まっています。ISS等の微小重力環境が植物の育成に大きな影響を及ぼすことが明らかになっている一方で、月や火星といった低重力環境の植物育成への影響は現在十分に把握できていません。DigitalBlastはこの状況を踏まえ、月面で人類が自給自足できる環境をつくるため、生態循環維持システム構築に向けたプロジェクト「NOAH」を立ち上げました。その第一歩の位置づけとなる重力発生装置「AMAZ」は、2024年のISSへの設置・運用を目指し、地上実験を進めております。

クラウドファンディングで集まった資金は2024年のAMAZの打上げ費用の一部に充てられ、富山大学学術研究部理学系・唐原一郎教授、蒲池浩之准教授の研究グループと共同研究を進めるコケ栽培実験をISS上で行います。この実験では、AMAZの装置の一部を回転することで発生できる月面と同じ地球と6分の1の重力の他、再現できる多様な重力下での栽培を通して、植物の重力応答に関する基礎データの取得を目的としています。個体サイズが小さなコケを栽培することで、植物個体全体に対する重力影響を評価でき、将来の宇宙環境での植物栽培の礎となる実験になります。

宇宙農業への第一歩となる本取り組みに、ぜひ多くの皆さまからのご支援・ご協力をお待ちしております。

コケ栽培の様子

■クラウドファンディングプロジェクト概要

プロジェクト名:人類史に残る!? 宇宙農業研究が踏み出す月面生活の第一歩!

目標金額:3,000,000円 ※目標金額に達しない場合、全額返金となる「All or Nothing」方式です。

リターンプラン数:9(5,000円~300,000円)

クラウドファンディング実施期間:2022年9月16日(金)~11月14日(月)23:00

資金使途:重力発生装置「AMAZ(アマツ)」の打上げ費用の一部

クラウドファンディングプロジェクトページ:https://readyfor.jp/projects/digitalblast_amaz

■重力発生装置「AMAZ(アマツ)」について

AMAZは、人類の月面進出を見据え、月面での生態循環維持システム構築に向けたプロジェクト「NOAH」の第一歩の位置づけとなる装置です。開発する装置は、企業や研究機関向けに、実験環境として提供します。

本装置は、宇宙環境と月面重力における植物生理の研究を主目的としています。装置の一部を回転させることにより生じる遠心力を用いて、月面と同じ地球の6分の1の重力を再現します。発生させる重力は、月面と同じ地球の6分の1の重力の他、回転速度を変更することによりさまざまな重力環境を再現し、同時比較することが可能です。多様な重力下での栽培を通して、植物の重力応答に関する基礎データを取得します。

既にプロトタイプが完成し、地上実験を進めています。2024年にISSでの本装置の設置・運用を目指しています。

重力発生装置「AMAZ」の一部が回転している様子

■株式会社DigitalBlast 代表取締役CEO 堀口真吾のコメント

この活動は、私がDigitalBlastを創業する前から実現したいと構想を描いてきました。うれしいことに仲間が集まり、プロジェクト「NOAH」の推進、そして重力発生装置「AMAZ」の開発が進んでいます。私たちが開発・提供する実験装置が、さまざまな民間企業や研究者にとって新たな宇宙実験の機会の創出になれば、と思っています。

AMAZでのコケ栽培は第一歩です。AMAZや今後開発される実験機器で行われる宇宙実験の一つひとつが、将来、宇宙環境での食の確保や月面での自給自足できる環境の実現につながります。

このプロジェクトを通して、取り組みを知っていただき、一緒に宇宙農業の挑戦へ参加してくださるたくさんの皆さまと豊かな宇宙生活を創り上げたいと思っています。皆さまのご支援・ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

■株式会社DigitalBlast(デジタルブラスト)について

DigitalBlastは、“宇宙に価値を”提供するため、常に挑戦し、全ての行動と活動において価値を生み出す経営を実現します。日本の宇宙産業をより価値あるものにしていくためには、BtoGビジネス(企業対行政間取引)に偏らない、多様な収益源の確保が必要です。事業戦略・デジタル・プロモーションなど多様なプロフェッショナルが在籍し、総合提案を強みとしています。クライアントの収益源を多様化し、新たな宇宙産業の価値確立に努めてまいります。

会社名:株式会社DigitalBlast(英文表記:DigitalBlast Inc.)

所在地:〒101-0048 東京都千代田区神田司町2-7-9 神田司町PREX7階

代表者:代表取締役CEO 堀口真吾

設立:2018年12月

ホームページ:https://digitalblast.co.jp/

事業内容:企業変革に関する企画・設計及び支援、デジタル技術の開発及び支援、統合マーケティングサービス、デジタルマーケティングサービス、インターネット広告サービス、動画制作及び配信