内閣府 宇宙開発戦略推進事務局が主催し、JAXA(国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構)とNEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)とともに実行委員会を組織し運営している宇宙関連産業最大級のビジネスコンテスト “S-Booster 2022” の最終選抜会が、12月15日(水)に日本橋三井ホール(東京都中央区)において開催されました。
S-Boosterとは?
“S-Booster”は起業や新規プロジェクト立上げを目指す社会人・学生・個人・異業種等から幅広くビジネスアイデアを募集し、優れたビジネスアイデアには「専門家によるブラッシュアップ」「ビジネスマッチングの機会提供」「表彰及び初期活動資金として賞金の授与」等による事業化に向けた支援を実施し、2019年からは募集地域をアジア・オセアニアに拡大しています。
当日のプログラムはウェブサイトをご参照ください。
ファイナリストによるプレゼンテーション
選抜会は実行委員長代理を務める坂口昭一郎氏(内閣府 宇宙開発戦略推進事務局 審議官)による主催者挨拶によって開会され、厳しい1次・2次選抜を勝ち抜いたファイナリスト11チームが延べ2時間以上にわたる白熱したプレゼンテーションを実施し、審査を行い各賞が決定されました。
最優秀受賞チームは?
プレゼンテーションの後、審査委員会(特別審査委員長:夏野 剛 氏)による審査が行われ、最優秀賞には、エントリーナンバー①MJOLNIR SPACEWORKSによる「ハイブリッドエンジンの大量生産・販売」が選ばれた。
当日のプレゼンテーションの様子はこちらから。
審査委員会からは「衛星など様々なサービスの大前提は宇宙に行くこと、送ること。受賞者の今回のファイナリストでは唯一ロケット飛ばすハードルを下げることに着目していた。ある意味、他のアイデアの実現性を背負っている」などと評価ポイントが挙げられた。
【受賞者によるコメント 】
「何で宇宙ってこんなに遠いんだろう?と思っている。宇宙に行けることが当たり前になる世の中を作りたい。宇宙なんて1週間前に行ってきたよ!と言えるようにしたい」
最優秀賞を受賞したMJOLNIR SPACEWORKSには賞金1,000万円が贈呈された。
その他受賞チームは?
【アジア・オセアニア賞】
チーム名:LEET Carbon
【京セラ賞】
チーム名:Team BPS
【スカパーJSAT賞】
チーム名:株式会社 Space quarters
【ソニーグループ賞】
チーム名:SpaLCe
【Honda R&D賞】
チーム名:株式会社エイシング(AISing Ltd.)
【三井物産賞】
チーム名:株式会社Dinow
【RiskTaker賞】
チーム名:MJOLNIR SPACEWORKS
【JAXA賞】
チーム名:Aumsat Technologies
【NEDO賞】
チーム名:SpaLCe
ファイナリストのプレゼンテーションの様子はリンクをご参照ください。
その他、会場ではスポンサー企業によるブース展示や過去大会の受賞者らが集うスペシャルトークセッション『S-Booster受賞後の成長加速について』などが実施され選抜会を盛り上げた。
S-Booster概要
主催:内閣府宇宙開発戦略推進事務局
共催:JAXA(国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構)
NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)
ウェブサイト:https://s-booster.jp/
問合せ先:S-Booster事務局( info@s-booster.jp )