アクセラレータープログラムや企業のイノベーション支援、国内スタートアップ向けのベンチャーキャピタル投資を行うPlug and Play Japan株式会社(以下Plug and Play Japan)は2023年3月28日、宇宙領域におけるトレンドやスタートアップの可能性に関するレポートを公開したと発表しました。本レポートでは、主要事業領域(宇宙輸送、衛星インフラ構築、宇宙通信技術など)における大手企業の取り組みや、スタートアップインタビューなど、宇宙ビジネスの最前線が紹介されています。
背景
1969年、アポロ11号の打上げにより人類は初めて月面に降り立ちました。最後に月面着陸をした1972年以降、人類は50年以上もの間地球以外の星に上陸をおこなっていませんが、2000年代に入り宇宙領域への注目が急激に高まっています。その背景には、宇宙開発が単なる「科学技術の国際競争」から人類に対する「便益の追求=ビジネス」の側面を帯びてきたことがあげられます。転換期のいま、宇宙産業ではこれまで宇宙とは関わりの薄かった新規プレイヤーの参画が求められており、近年活躍がめざましいスタートアップはもちろん、異業種の大手企業も例外ではありません。
本レポートでは、世界各国の宇宙ビジネスについての解説とともに、イタリア、イスラエルや米国など、海外を中心に注目すべきスペーステックスタートアップ計44社の事業領域を紹介。宇宙領域におけるスタートアップ共創の可能性を提案しています。日本国内の企業が宇宙ビジネスへの参入や新規事業創出を検討するにあたり、グローバルな観点から宇宙ビジネスのトレンドがわかる内容となっています。
目次
1. 企業がいま宇宙ビジネスに乗り出すべき3つの理由
①宇宙はもはや未来の話ではない? 〜顕在化した一大市場〜
②”非”宇宙プレイヤーへの期待の高まり 〜技術ニーズの拡大と深化〜
③宇宙から地上ビジネスへの環流 〜極限環境を活用したリバースイノベーション〜
2. 宇宙産業における主要事業領域
①宇宙輸送
②衛星インフラ構築・運用
③宇宙データ・通信技術の利活用
④軌道上サービス
⑤宇宙旅行・滞在・移住
⑥探査・資源開発
3. 注目の宇宙系スタートアップ
4. インタビュー:欧州における大手企業とスタートアップ協業事例
ダウンロードリンク
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Plug and Play Japan株式会社について
Plug and Play Japanは、世界トップレベルのアクセラレーター/ベンチャーキャピタルです。シリコンバレー発のイノベーションプラットフォームとして、現在では45社以上におよぶ各業界を牽引する企業・団体がパートナーとして参画しています。同社はグローバルネットワークを活かした「大手企業のイノベーション支援」「業界横断型アクセラレータープログラム」「スタートアップ投資」を強みとしており、革新的な技術やアイデアを持つスタートアップと大手企業との共創を支援しています。
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