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インフォステラ、世界経済フォーラムの2023年「テクノロジー・パイオニア」に選出

周回衛星向けGSaaS(Ground Segment as a Service)プロバイダーである株式会社インフォステラは2023年6月21日、世界経済フォーラム(通称:ダボス会議)が主催するテクノロジー・パイオニアに選出されたと発表した。

Credit: 世界経済フォーラム

ビジネス・社会に大きな影響を与える企業として、グローバルな課題に取り組む

インフォステラは宇宙開発の新時代に向けた通信技術会社として、地上局ネットワークを仮想化するクラウドプラットフォーム「StellarStation(ステラステーション)」を開発・運用している。StellarStationは、複数の地上局ネットワークサービスを共通のインタフェースで使うことができるサービスで、衛星運用者は一度のセットアップで世界中の地上局にアクセスが可能。
同社はStellarStationを通じて、柔軟性と拡張性に優れた地上局ネットワークを提供している。

2000年に発足した世界経済フォーラムの「テクノロジー・パイオニア」は、新技術やイノベーションの活用により、ビジネスや社会に大きな影響を与えることが期待される新興企業で構成されており、今年は新たに100の企業が選出された。
同社はそのうちの1社で、日本拠点の企業としては8社目の選出となる。

今回の選出により、同社CEOの倉原直美氏は今後2年間、同フォーラムの関連イベントやプログラムに参加し、他のテクノロジー企業や専門家らとグローバルな課題の解決に取り組む。

今回選出されたことについて、倉原氏は「このたび、世界経済フォーラムからテクノロジー・パイオニアとして選出されたことは大変素晴らしいことだ。インフォステラのGSaaSは、衛星運用者の重要な宇宙ミッションに必要な地上セグメントを計画する方法に革命を起こしている。私たちのチームは、世界経済フォーラムやイノベーター・コミュニティと協力して、信頼性が高く、柔軟性かつ拡張性に優れた宇宙へのアクセスを提供する。宇宙へのアクセスを民主化するための条件や政策を実現できることを楽しみにしている」と述べた。

なお、今年のテクノロジー・パイオニアには、31の経済圏のスタートアップが参加しており、3分の1は女性のCEOが率いている。選出企業は、米国が最も多い29社、次いで中国が12社となった。
過去にはエアービーアンドビーやグーグル、スポティファイ、ツイッター、ウィキメディアなどの著名企業がテクノロジー・パイオニアに選ばれている。

テクノロジー・パイオニア2023の全リストはこち
http://wef.ch/techpioneers23

過去の受賞者の詳細、コミュニティに関する情報、応募リンクはこちら https://www.weforum.org/communities/technology-pioneer