気球による宇宙遊覧を目指す宇宙開発企業・株式会社岩谷技研(北海道札幌市、代表取締役CEO 岩谷圭介)は、2023年12月8日、新たに4億円の資金調達を実施したと発表した。
今回の調達は第三者割当増資によるもので、主な引受先はインキュベイトファンド、アサヒグループジャパン、トヨタ紡織、三井住友海上キャピタル、三菱UFJキャピタル等、ベンチャーキャピタルや事業会社、非開示の個人投資家ら。
同社では今年10月にも5億7千万円を調達しており、今年度の調達額は総額で9億7千万円。2020年8月のシードラウンドからの累計調達額は、約20億円となった。
開発面では、今年10月18日に有人ガス気球で高度10,669mの成層圏到達を達成。
11月20日には2024年度から運航開始となる宇宙遊覧フライトの第一期搭乗者5名を決定している。
誰もが「宇宙の入り口」を体験できる宇宙遊覧の実現に向けた同社の取り組みに注目が集まる。