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スペースデータが宇宙ロボット開発のスペースエントリーと資本業務提携、4000万円を出資

Credit: 株式会社スペースデータ プレスリリース

宇宙ステーション用ロボットを共同開発、2025年の実証を目指す

2024年5月20日、株式会社スペースデータ(東京都渋谷区、代表取締役 佐藤航陽)は、スペースコロニー実現に向けた開発加速のため、宇宙ロボット開発を手がけるスペースエントリー株式会社(茨城県つくば市、代表取締役 熊谷亮一)と資本業務提携を締結したと発表した。

スペースデータがスペースエントリーに対し、4000万円を出資する。

スペースデータは、宇宙開発に関わる投資と研究を行っており、2023年6月には、人類の宇宙進出を見据えた「スペースコロニー」実現に向けて一般社団法人ABLabと「スペースコロニーラボ」を設立している(関連記事)。

一方のスペースエントリーは2023年設立。宇宙分野およびロボティクス関連の知見をもつ熊谷亮一氏が代表と務めており、ISS用のロボットと、それを地上から操作するシステムの開発に取り組んでいる。

今後、宇宙ステーション用ロボットを共同開発、2025年に国際宇宙ステーション(ISS)で技術実証を行う計画。

今回開発するロボットはステーション内の空間を浮遊して動く船内ドローン型が想定されており、スペースデータは主にソフトウェアの開発を担当。2025年にISSの日本実験棟「きぼう」で技術実証を行うことを目指している。将来的には、船外用ロボットや月面ロボットの開発にも着手していく予定だという。

また、今回の提携を通じ、スペースエントリー代表の熊谷氏がスペースデータのアドバイザーに就任する。

商業宇宙ミッションなども徐々に行われ始め、「より多くの人が宇宙に行き、活動する」ことの現実感も次第に強まっているが、依然として技術やコスト、そしてステーションのキャパシティ等の面で制限は多く、ロボット活用がいっそう進むことが期待される状況にある。

宇宙で活躍できるロボット技術は地上でも省人化や危険地域での作業などの応用可能性があり、今後の両社の提携でどのような成果が出てくるか、期待したい。

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