1 JAXA大西宇宙飛行士搭乗のCrew-10、打上げを3/15に延期　天候不順と地上設備の不具合
2 経産省のスタートアップ育成プログラム「J-Startup」に宇宙系8社が選定
3 ワープスペース、米サイダス・スペースと次世代衛星通信の統合ソリューション提供に関する合弁会社設立に向け合意
4 文部科学省計上分の「宇宙戦略基金」第二期技術開発テーマ、実施方針素案が公表
5 あわせて読みたい

JAXA大西宇宙飛行士搭乗のCrew-10、打上げを3/15に延期　天候不順と地上設備の不具合

2025年3月13日、宇宙航空研究開発機構（JAXA）は、大西卓哉宇宙飛行士が搭乗する国際宇宙ステーション（ISS）へのクルー交代ミッション「クルー10（Crew-10）」の打ち上げがアメリカ航空宇宙局（NASA）と打ち上げを実施するSpaceXの判断により延期されたと発表しました。

延期の理由は、打ち上げが行われるケネディ宇宙センター周辺の天候不順と地上システムの不具合だとされています。

NASAが公表した最新の打ち上げ予定日時は、日本時間の2025年3月15日（土）8時3分（現地時間 14日19時3分）以降となりました（NASAによる延期の発表）。

なお、クルー10と交代でISSから地球に帰還するクルー9のメンバーのISS離脱が日本時間の3月16日夜に予定されていましたが、現地時間3月19日以降に変更されました。

経産省のスタートアップ育成プログラム「J-Startup」に宇宙系8社が選定

2025年3月13日、経済産業省は、同省と独立行政法人日本貿易振興機構（JETRO）、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構（NEDO）が事務局となり運営しているスタートアップ育成プログラム「J-Startup」第5次選定企業を発表しました。

選定された全31社の中には宇宙スタートアップ8社が含まれており、宇宙ビジネスへの注目がうかがえます。

株式会社アークエッジ・スペース
株式会社ElevationSpace
株式会社Orbital Lasers
将来宇宙輸送システム株式会社
スペースワン株式会社
株式会社BULL
株式会社Pale Blue
Letara株式会社

ワープスペース、米サイダス・スペースと次世代衛星通信の統合ソリューション提供に関する合弁会社設立に向け合意

2025年3月12日、小型衛星を活用した宇宙空間での光通信サービス実現を目指す株式会社ワープスペース（茨城県つくば市、代表取締役CEO 東宏充）は、カスタム衛星設計やペイロードホスティング、ミッション管理などを手がけるサイダス・スペース（Sidus Space、アメリカ・カリフォルニア州、創設者兼CEO Carol Craig）と覚書（MOU）を締結したと発表しました。

今回の合意をもって、両社は「次世代衛星通信とミッション運用のための統合ソリューション」の提供に焦点を当てた合弁事業を推進するための枠組み確立を進めます。

合弁事業に関する取り組みは直ちに開始される予定で、両社は今後の具体的な実施計画の策定に向けて連携を進めていくとしています。