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東北地方のスタートアップを支援する「J-Startup TOHOKU」にAstroXが選出

Credit: AstroX株式会社 プレスリリース

2024年9月9日、空中発射方式による衛星軌道投入ロケットを開発するAstroX株式会社(福島県南相馬市、代表取締役 小田翔武)は、東北経済産業局が推進するスタートアップ企業育成支援プログラム「J-Startup TOHOKU」3次選定企業に選出されたと発表した。

「J-Startup TOHOKU」は、経済産業省の地方ブロック機関である東北経済産業局によって行われているプログラムで、2018年から開始されている「J-Startup プログラム」の地域展開として進められているもの。

2020年と2022年に合計39社が選定されており、今回の3次選定で選出された企業は同社を含め6社。選定企業に対しては成長に向けた各種支援が提供されており、宇宙関連スタートアップでは株式会社ElevationSpace(参考記事)も選定されている。

選出を受け、AstroX代表取締役CEOの小田翔武氏は「AstroXが取り組むのは今後100兆円を超える宇宙産業です。宇宙を制する国が次の50年を制すると言っても過言ではない中で、日本は地理的優勢や技術力から世界一のポテンシャルを持っています。今後世界と戦っていける数少ない産業の1つです。東北から世界へ。東北から宇宙へ。もう一度、世界に憧れられる「ワクワクする日本」を創ります」とコメントした。

AstroX株式会社 代表取締役CEOの小田翔武氏
Credit: AstroX株式会社 プレスリリース

同社は先週、4億円の資金調達実施を発表したばかり(参考記事)。投資家だけでなく、東日本大震災からの復興に取り組む東北地域や、長く停滞が続いている日本経済の起爆剤といった期待も背負っての選出と言えそうだ。

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