成長産業支援事業を展開するフォースタートアップス株式会社(東京都港区、代表取締役社長 志水雄一郎)は、同社が運営する情報プラットフォーム「STARTUP DB(スタートアップデータベース)」で「国内スタートアップ資金調達金額ランキング(2023年10月)」を発表した。
2023年1月1日〜10月31日までの調査期間を通じ、調達金額が1位となったのは、小型SAR衛星の開発・運用を手がける九州大学発の宇宙ベンチャー・QPS研究所。
同社は三井住友銀行をアレンジャーとするシンジケートローンにより、50億円を調達(期間は5年)。調達にあたっては中小企業基盤整備機構の「革新的技術研究成果活用事業円滑化債務保証制度」の適用を受けており、この制度は、研究開発成果の事業化を目指すスタートアップが、特定の法律に基づく認定を受けるなどした場合に活用できるもの。中小機構は元本の50%(25億円)を債務保証することになっている。
また、同ランキングでは、13位にデブリ除去事業の開発を進めているアストロスケールホールディングスもランクイン。
さまざまな領域でベンチャー企業が活躍する中、宇宙ビジネスへの注目が増し、日本でも宇宙ベンチャーが多額の資金を調達できる環境が整ってきつつあると言えそうだ。