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宇宙を日本の次の産業にする「みんなのロケットパートナーズ」に新たに5社が参画

宇宙輸送と宇宙利用を通じて地球の課題解決を目指す宇宙の総合インフラ会社インターステラテクノロジズ株式会社(以下、インターステラテクノロジズ)は2023年5月9日、パートナーシッププログラム「みんなのロケットパートナーズ」に新たに5社が参画したと発表しました。今回加入したのは、株式会社シバウラ防災製作所、株式会社日本旅行、サツドラホールディングス株式会社、武州工業株式会社、株式会社AIS北海道で、加入企業・団体・大学は計42社となりました。

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今回新たに加わった5社
Credit: インターステラテクノロジズ株式会社

参画した5社の支援内容

株式会社シバウラ防災製作所は、ロケットエンジンの燃焼試験用施設を整備するにあたり、保安設備環境の構築を支援。株式会社日本旅行は、インターステラテクノロジズの工場・発射場などを活用した観光事業・教育関連事業・地方創生関連事業を通したビジネスを支援しています。

サツドラホールディングス株式会社は、宇宙産業を北海道の新たな産業に育て、北海道をより盛り上げたいとの想いのもと、日常の買い物から北海道⺠みんなで宇宙事業を応援するプロジェクトを発足しました。今回のパートナーズ加入により、ロケット「MOMO」から始まった協業をさらに加速させる考えです。

武州工業株式会社は、自動車産業などで培われたパイプ加工技術を生かし、ロケット製造に参画しています。そして、株式会社AIS北海道は、自動車やロケットなどの開発に欠かせないシミュレーション技術で、MOMOに続いてZEROの設計を支援しています。

宇宙産業を、日本の新たな産業に

宇宙産業は世界的にも今後大きく成長する分野とされており、2040年には宇宙ビジネスの市場規模が100兆円を超えるという試算が出ています。

インターステラテクノロジズは「みんなのロケット」という価値観を重視し、オープンな開発を志向しています。「みんなのロケットパートナーズ」は“宇宙産業を、日本の新たな産業に”という大義の下、2019年3月に立ち上げたパートナーシッププログラムです。今回は試験設備の整備や自動車産業で培われた技術の活用、観光事業の促進やコラボレーション商品の開発といったビジネス面での支援など、各企業が持つ技術やノウハウ、ネットワークを生かした形での参画となりました。

同社は、企業に対して宇宙産業への参画機会を提供することで、宇宙を日本の次の成長産業とすることを目指しており、今後も本プログラムの趣旨や当社の事業に共感・賛同する企業・団体を積極的に募集していくとしています。