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アークエッジ・スペースがパラグアイ宇宙庁と覚書締結 宇宙利用とSDGs実現に向けて連携

日・パラグアイ・ビジネスフォーラムでの協力覚書発表式の様子。左から、ペーニャ・パラグアイ大統領、リヴェロス・パラグアイ宇宙庁長官、アークエッジ・スペースCEO福代氏、岸田首相
Credit: 首相官邸ホームページ

株式会社アークエッジ・スペース(東京都江東区、代表取締役CEO 福代孝良、関連記事)は、2024年6月21日、パラグアイ宇宙庁(Agencia Espacial del Paraguay:AEP、長官 Osvaldo Almirón Riveros)との間で覚書を締結し、SDGsのための衛星コンステレーションと宇宙データプラットフォームによる宇宙利用と持続可能な開発の実現に向けた宇宙産業協力に関して連携を開始したと発表した。

パラグアイ宇宙庁は、宇宙開発と宇宙技術を活用した持続的な農業生産、水資源管理等に向けた能力強化において、JICA(日本国際協力機構)の協力や九州工業大学との協力をはじめとした日本との産学官協力を進めている。アークエッジ・スペースは、これらとも連携しながら「戦略的パートナーシップの可能性模索」「アークエッジ・スペース提供の宇宙データプラットフォーム活用による課題解決」の点で協力を進めるため、今回覚書を締結するに至ったという。

協力を進める点の概要は下記の通り。

戦略的パートナーシップの可能性模索
当社の開発する衛星コンステレーションを活用し、パラグアイ宇宙庁が推進するパラグアイ国内でのSDGs 実証機会に関する戦略的パートナーシップの可能性を探る。また、パラグアイにおけるリモートセンシング技術や衛星IoT通信技術を活用した研究、ビジネス活動、共同研究の機会を推進する。

アークエッジ・スペース提供の宇宙データプラットフォーム活用による課題解決
アークエッジ・スペースが提供するウェブベースの宇宙データプラットフォームを活用し、パラグアイにおけるいくつかのアプリケーションを共同実証。これにより、同国内で当該プラットフォームの開発・利用に資する能力を構築し、パラグアイ宇宙庁が抱える課題解決に向け、中長期的に必要な体制構築を支援する。

アークエッジ・スペースは超小型衛星コンステレーション技術を強みとしており、代表の福代氏は、起業前に持続可能な開発や国際協力等にも携わっていた経験をもつ。

農林水産領域での宇宙データ活用をはじめとしたDXやSDGs達成は重要なテーマであり、パラグアイとの連携強化の成果に期待が高まる。

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