株式会社天地人、株式会社sorano me、学校法人慶應義塾 慶応義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科(慶應SDM)、国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、2024年7月22日(月)から7月27日(土)にかけて、事業化を目指している「衛星利用ビジネス検定」のプロトタイプであるβ版検定を開催する。
事業化への最初のステップとして、検定の難易度・試験時間などの適切さを判断し、多くの受検者からフィードバックを募ることを目的とする。
目次
「衛星利用ビジネス検定」とは
「衛星利用ビジネス検定」は「JAXAイノベーションパートナーシップ(J-SPARC)」の枠組みのもと、天地人・sorano me・慶應SDM・JAXAの4者が2023年12月より取り組んでいる共創活動だ。
天地人とsorano meが衛星データ利用人材を拡大することを目的に開発している教材・検定システム開発に、慶應SDMの教育研究プログラム設計のノウハウ・JAXAの衛星データを事業者の提供価値へ変換するノウハウを組み合わせることで、衛星利用ビジネス検定を事業化することを目的としている。本検定の取組みを通じ、衛星データを活用できる人材を育成・認定し、地球規模の社会課題の解決への貢献を目指すという(関連記事)。
β版検定の概要 ~期間は7/22から6日間、オンラインで受検可
実施日時:2024年7月22日(月)00:00~2024年7月27日(土)23:59
形 式:Google Formによる選択式回答(受検リンクはこちら)
問 題 数 :50問+アンケート
必要時間:60分~90分
想定受検者:キャリア志向の社会人や新規事業担当、あらゆる専攻の学生まで幅広く募集
見直し時間を含め、回答に要した時間は受検者自身で計測し、申告する形となる。
なお、今回は社会人・学生それぞれに向けた「受検要綱」が公開されており、学生向けの受検要綱によれば、受検者にはJAXAオリジナルのシールがプレゼントされるほか、JAXAが解説する本検定の振り返り会や、多様な受検者同士が繋がるコミュニティへ参加できるメリットもあるという。
β版検定の試験範囲 ~幅広いテーマから出題、勉強用Webページのリストも公開
「受検要綱」に記載されている本検定の試験範囲は以下の通り。
- 歴史と今のトレンド
- 人工衛星とは
- 地球観測衛星とそのデータとは
- 社会への価値
- ビジネス環境
- 法律、プラットフォーム
人工衛星以外にも、宇宙開発の歴史・宇宙ビジネス・法律法といったトピックが試験範囲として提示されており、網羅的な内容となっていることが分かる。
また、「受検要綱」には勉強用の参考Webページも紹介されており、JAXAや日本の衛星データプラットフォーム「Tellus」が運営するメディア「宙畑」などのURLが掲載されている。新規の検定に挑む受検者にとっては、とても心強いリストとなるだろう。
(試験範囲と勉強用Webページの詳細はこちら)
関連リンク
・「衛星利用ビジネス検定」公式X(旧Twitter):
- 社会人向け受検要綱: https://drive.google.com/file/d/1g9rAXuqQYoARFdc457jN42KovBx-3NTr/view
- 学生向け受検要綱: https://drive.google.com/file/d/1QJQKhTCmiNFDdDZyk_5P7JRpu-hhayuL/view
- 衛星利用ビジネス検定β版回答フォーム: https://forms.gle/M5y7p2FYsKHdfku66