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宇宙開発未経験の女性を中心とした団体が人工衛星を打上げ コスモ女子アマチュア無線クラブ

ケープカナベラル宇宙軍基地でオリジナルTシャツを着て打上げに臨むコスモ女子のメンバー
Credit: コスモ女子アマチュア無線クラブ プレスリリース

2024年8月7日、コスモ女子アマチュア無線クラブは、同クラブが製作した人工衛星「Emma(エマ)」が、日本時間2024年8月5日午前0時2分に、アメリカ・フロリダ州にあるケープカナベラル宇宙軍基地からSpaceXのロケットFalcon9(ファルコン9)で打ち上げられたと発表した。

Credit: コスモ女子アマチュア無線クラブ 公式Xより

コスモ女子アマチュア無線クラブは、宇宙業界で活躍したい女性中心の宇宙コミュニティ「コスモ女子」から、人工衛星打ち上げプロジェクトに特化した団体として独立し、宇宙開発の経験のない女性たちが主体となって活動している。

今回の人工衛星打上げは、宇宙開発未経験の女性たちが中心となって打上げまでこぎつけた。
コスモ女子アマチュア無線クラブは、今回の打上げ成功に際し、「年齢・経歴等に関係なく、情熱と努力次第で、誰もが宇宙に挑戦するために必要な知識や技術、経験を身に着け、実現していけることを示した」と取り組みの成果を。

人工衛星Emmaは、今後、国際宇宙ステーション(ISS)から2024年夏に放出される予定で、ISSからの放出に合わせてライブビューイングイベントの開催も予定されている。

ISSからの衛星放出後は、人工衛星との通信を行い、「宇宙絵馬」「おみくじ」「写真」の3つのミッションが開始される。ミッションの詳細は、同団体の公式ホームページから確認できる。

宇宙業界は伝統的に女性が少ない状況にあると言われているが、近年はISSに滞在する女性宇宙飛行士も増え、最近日本ではJAXAの新しい宇宙飛行士候補に米田あゆさんが選抜されている(参考記事)。
宇宙領域でますます女性が活躍する土壌が整っていくことを願いたい。

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