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東大発AIスタートアップSparkPlus、三菱重工と宇宙事業に関する協働プロジェクトを開始

Credit: 株式会社SparkPlus プレスリリース

2024年8月21日、AI技術等を活用した企業のDX支援事業を展開する東京大学発のスタートアップ、株式会社SparkPlus(東京都文京区、代表取締役 本田純平)は、三菱重工業株式会社(東京都千代田区、取締役社長CEO 泉澤清次)と宇宙事業に関する設計業務におけるマルチモーダルLLM(大規模言語モデル)の活用を目的とした協働プロジェクトを開始すると発表した。

この取り組みを通じ、三菱重工の宇宙事業に関する豊富な設計データと、SparkPlusのAIテクノロジーを組み合わせ、設計プロセスの効率化と品質向上を図るとしている。

具体的には、AI技術を用いて複雑な設計データの解析と処理を迅速化し、三菱重工の宇宙事業における製品開発の設計フェーズにおいて、より迅速・高度な意思決定の支援を可能にするという。また、プロジェクトの実施にあたっては、セキュアな環境での運用を行うため、ローカルマルチモーダルLLMを活用する。

SparkPlusは、今年2月設立の東大発AIスタートアップ。東京大学等でAIの研究・実装やプロダクト開発を行ってきたメンバーで構成されており、法人向けDXソリューション事業、LLMソリューション事業、CV(コンピュータビジョン)ソリューション事業を展開している。

2022年11月にOpen AIがChatGPTを発表して以降、LLMに大きな注目が集まり、これを活用する取り組みがさまざまな領域で行われているが、宇宙事業にも応用が始まることで開発や設計のプロセスが変わる可能性もありそうだ。どのような変化が生まれるか、注目したい。

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