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12/13宇宙ニュース・SOMPOリスク、オーストラリアのANT61社と衛星用ビーコンの紹介契約を締結 ほか3件

SOMPOリスク、オーストラリアのANT61社と衛星モニタリング用ビーコンの紹介契約を締結

ANT61社のビーコン
Credit: 損害保険ジャパン株式会社 プレスリリース

2024年12月13日、SOMPOリスクマネジメント株式会社(東京都新宿区、代表取締役社長 中嶋陽二、以下SOMPOリスク)とANT61 PTY LTD(オーストラリア・シドニー、CEO&Founder MIKHAIL ASAVKIN、以下ANT61社)は、2024年11月に衛星事業者向けの衛星通信喪失リスクに備えて衛星の状態をモニタリングできるビーコンの日本における紹介契約を締結したと発表した。

損害保険ジャパン株式会社(東京都新宿区、代表取締役社長 石川耕治)とSOMPOリスク、ANT61社は今年7月から協業を検討していた(参考記事)。

低軌道衛星専用の情報伝達デバイスであるANT61社のビーコンを、SOMPOリスクが同社と損害保険ジャパンが展開する「宇宙ビジネス支援サービス」のメニューの一つとして日本の衛星事業者に紹介するという。

JAXAの宇宙戦略基金、物資補給システム関連の技術開発で日本低軌道社中とIHIエアロスペースを選定

Credit: 宇宙戦略基金 ウェブサイト

2024年12月13日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、「国際競争力と自立・自在性を有する物資補給システムに係る技術」(文部科学省分)について、実施機関を決定したと発表した。

実施機関と技術開発課題名は下記の通り。

A)複数の商業宇宙ステーションへの自在な接近を可能とする近傍通信システム技術等の物資補給システム技術

実施機関(代表機関)技術開発課題名
株式会社日本低軌道社中
(研究代表者:山本雄大)
米国商業宇宙ステーションへの物資補給システム技術開発、次世代近傍通信システム技術開発

B)商業物資補給機と商業宇宙ステーションのドッキングシステムの検証技術

実施機関(代表機関)技術開発課題名
株式会社IHIエアロスペース
(研究代表者:石川拓規)
自動ドッキング機構のアクティブ機構検証システムの開発

リーマンサット・プロジェクト、3機目の超小型人工衛星「RSP-03」を来年打ち上げ

RSP-03は1Uサイズ(10cm四方)
Credit: 一般社団法人リーマンサットスペーシズ プレスリリース

2024年12月13日、一般社団法人リーマンサットスペーシズ(東京都江戸川区、代表理事 後藤悠)が取り組む「リーマンサット・プロジェクト」は、2024年12月4日に同団体3機目となる超小型人工衛星(CubeSat)「RSP-03」(愛称:ハモるん)を宇宙航空研究開発機構(JAXA)へ引き渡したと発表した。

RSP-03は2025年3月以降にISS「きぼう」補給船であるSpX-32で打ち上げられISSに運び込まれた後、軌道に投入される予定。

このたびJAXAに引き渡されたRSP-03のメイン・ミッションは、宇宙空間で取得した星空のデータや衛星周囲の環境情報を基にAIによる自動作曲を行い、その楽曲を地上に送信することで、宇宙で生成された音楽は、地上にダウンリンクした後、専用サイトで公開される予定。

リーマンサット・プロジェクトは「趣味としての宇宙開発」を掲げる民間宇宙開発団体。メンバーはほぼ全員がほかに本業をもつサラリーマン。同団体では現在、打ち上げに向けたクラウドファンディングも実施している。

IDDK、宇宙環境でのエクソソーム生産装置の共同研究に向けリジェネソームと基本合意

開発を行うシステムのイメージ図
Credit: 株式会社IDDK プレスリリース

2024年12月12日、株式会社IDDK(東京都江東区、代表取締役 上野宗一郎)と、スペースシードホールディングス株式会社(東京都港区、代表取締役 鈴木健吾)の子会社リジェネソーム株式会社(東京都港区、代表取締役社長 佐久間善太郎)は、宇宙実験に特化したエクソソーム生産装置の共同開発に向けたMOU(基本合意書)を締結したと発表した。

「エクソソーム」とは、細胞から分泌され、細胞間の情報伝達に関与しているとされている物質。

今回の基本合意を受け、宇宙実験用デバイス開発を行うIDDKは宇宙環境でのエクソソーム実験システムの開発とエクソソームの生産システムを開発し、リジェネソームは同システムを用いた宇宙環境でのエクソソーム実験およびエクソソームを用いた医療技術の開発を行うという。

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