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目次
宇宙スタートアップ情報と協業事例をまとめたレポートがリリース
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2025年2月19日、オープンイノベーション支援やメディア運営等の事業を展開するイシン株式会社(東京都新宿区、代表取締役社長 片岡聡)は、カテゴリ別のスタートアップ情報と協業事例をまとめた「スペーステック」トレンドレポートをリリースしたと発表しました。
このレポートでは、スペーステック関連のトレンドと注目のスタートアップや大手企業との協業・導入事例を紹介。
スタートアップは「ロケット製造と打ち上げ」「推進システム」「宇宙インフラ&製造」「自律型システム&ロボット」「デブリ除去&状況把握」「宇宙エネルギー」「通信サービス」「防衛&セキュリティ」「観測&データ収集」「宇宙ツーリズム」にカテゴライズされており、協業・導入事例としては、アメリカ航空宇宙局(NASA)×CesiumAstro、米宇宙軍×Impulse Spaceや、欧州宇宙機関(ESA)×Neuraspace、沖電気工業×Astroscale、防衛省×QPS研究所といった、国内外の事例が掲載されているということです。
レポートのサンプルは下記から入手できます(企業名等の入力が必要)。
月面に日本酒の酒蔵を 新潟県の酒蔵がクラウドファンディングを開始
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Credit: 津南醸造株式会社 プレスリリース
2025年2月20日、津南醸造株式会社(新潟県中魚沼郡津南町、代表取締役 鈴木健吾)は、月面環境を想定した発酵メカニズムの探求を目的に、純米大吟醸「GO LUNAR」のクラウドファンディングを開始したと発表しました。
販売期間は2025年2月19日(水)~3月31日(月)の予定で、支援のリターンとして「GO LUNAR」を含む日本酒セットが提供されます。
津南醸造では以前から生成AIを活用した「スマート醸造」に取り組むなど先進的な活動を行っており、今回のクラウドファンディングでは、宇宙の閉鎖的環境における地産地消の実現を目指して発酵プロセスの可能性を追求することを目的に、「GO LUNAR」の開発に挑戦します。
なお、津南醸造の代表である鈴木健吾氏はバイオベンチャー・ユーグレナの共同創業者であり、同社で発酵技術を活用した食品開発に従事した後、津南醸造代表に転じています。また、本プロジェクトの共同発起人には、宇宙キャスター®の榎本麗美氏(参考記事)も名を連ねています。
クラウドファンディングの詳細は、下記から確認できます。
https://camp-fire.jp/projects/824032/view
この20年で氷河が急速に融解、海面上昇と淡水枯渇が進む 国際研究
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2025年2月19日、欧州宇宙機関(ESA)は、氷河の急速な融解によって淡水資源が枯渇し、世界の海面がかつてない速さで上昇していると発表しました(ESAによる発表)。
これは、同日付で科学誌『ネイチャー(Nature)』に掲載された研究結果で、地域および全球の氷河質量変化を評価する共同研究プロジェクト「Glacier Mass Balance Intercomparison Exercise(Glambie)」の一環として行われたものです。
分析の結果、2000年から2023年の間に合計で6,542億トンの氷河が失なわれ、18ミリの海面上昇につながったということです。これを年平均にすると、年間2,730億トンの氷河が消失し、1年あたり0.75ミリの海面上昇に相当。氷河の融解は貴重な淡水資源の損失にもつながります。
衛星観測を始めとした宇宙データによって地球の現状がより詳細にわかるようになった今、あわせて対策も考えていくことが重要です。
NASAのジム・フリー副長官が退任、アルテミス協定やCLPSに貢献
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2025年2月19日、アメリカ航空宇宙局(NASA)は、同局の副長官であるジム・フリー(Jim Free)氏が2月22日付で退任すると発表しました(NASAによる発表)。
フリー氏はNASAに30年以上勤務し、2024年1月に副長官に就任。NASAのジャネット・ペトロ(Janet Petro)長官代行の上級顧問を務めたほか、アルテミス協定署名国の追加や商業月面輸送サービス(Commercial Lunar Payload Services:CLPS)に貢献しました。
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