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目次
アイネットと全日空商事、衛星サプライチェーン構築で包括的業務提携を締結
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2025年2月21日、独立系ITサービスプロバイダーである株式会社アイネット(神奈川県横浜市、代表取締役兼社長執行役員 佐伯友道)と全日空商事株式会社(東京都港区、代表取締役社長 宮川純一郎、参考記事)は、同日付で、両社の宇宙事業拡大、および日本の宇宙産業発展に貢献することを目指し、宇宙事業に関する経営資源の相互活用に向けた包括的業務提携契約を締結したと発表しました。
アイネットは有人/無人宇宙機の開発・試験・運用の知見を有しており、全日空商事の航空産業サプライチェーンの知見・ネットワーク・商社機能と組み合わせることで、日本の衛星サプライチェーンの強化を後押しし、衛星の量産化を目指します。
共同プロジェクトとして、QCD(品質:Quality、価格:Cost、納期:Delivery)の競争力をもち大量製造が可能な次世代衛星製造と、製造した製品のオンライン販売と製品の試験データなどを公開するDXプラットフォーム構築に取り組むとしています。
インターステラテクノロジズ、文科省SBIR事業で14.4億円の追加交付が決定
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2025年2月21日、インターステラテクノロジズ株式会社(北海道広尾郡⼤樹町、代表取締役 CEO 稲川貴⼤)は、スタートアップ等による研究開発を促進する文部科学省の「中小企業イノベーション創出推進事業(SBIRフェーズ3)」において、14.4億円の追加交付が決定したと発表しました。
フェーズ1と2を含めた累計交付額は最大80.7億円です。
同社は宇宙分野の事業テーマ「民間ロケットの開発・実証」で2023年9月に採択され、フェーズ1として最大20億円の交付を受けており、2024年9月にはステージゲート審査を通過し、フェーズ2として最大46.3億円の交付が決定しています。
今回の追加交付はステージゲート審査委員会で決定されたもので、将来宇宙輸送システム株式会社が0.85億円、スペースワン株式会社が4.1億円の追加交付を受けています。
IDDK、無人作動型宇宙バイオ実験装置の低軌道でのトライアルミッション実施へ
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Credit: 株式会社IDDK プレスリリース
2025年2月21日、株式会社IDDK(東京都江東区、代表取締役 上野宗一郎)は、無人でも自動で作動する宇宙バイオ実験装置「Micro Bio Space LAB(MBS-LAB)」のトライアルミッション「MBSLAB-ZERO」を、地球低軌道で稼働させる実証実験を実施すると発表しました。
打ち上げは2025年4月の予定です。
今回の実証実験は、ドイツの宇宙スタートアップATMOS Space Cargo(ドイツ・バーデン=ヴュルテンベルク州、共同創業者兼CEO Sebastian Klaus)との共同ミッションとして行われ、ATMOSが開発した再突入カプセルPHOENIXにMBS-LABが搭載されます。
このミッションでは、IDDKの顕微観察技術であるMicro Imaging Device (MID)技術を搭載した実験ユニットで地球低軌道上での顕微観察を含めた機能動作実証試験を行い、人工衛星を活用した宇宙バイオ実験の実現可能性を検証するということです。
コロンビアスポーツウェアとインテュイティブ・マシーンズ、月面探査ミッションでのパートナーシップを拡大
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2025年2月21日、コロンビアスポーツウェア(アメリカ・オレゴン州、社長 Joe Boyle)は、航空宇宙企業インテュイティブ・マシーンズ(Intuitive Machines、アメリカ・テキサス州、CEO Steve Altemus)とのパートナーシップを拡大したと発表しました。
インテュイティブ・マシーンズは、2024年2月22日(現地時間)に民間企業として世界初の月面着陸を成功させており、今月中に2回目となる月着陸船「アテナ」の打ち上げを予定しています。
今回のミッションでは月の南極を目指し、月面を掘削して月の氷を発見することを目的としており、超低温と超高温の間を変動する宇宙の過酷な環境から着陸船を保護するためにコロンビアのスポーツウェアテクノロジーである、Omni-Heat Infinity(オムニヒートインフィニティ)とOmni-Shade Sun Deflector(オムニシェイドサンディフレクター)が使われているとのことです。
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