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JAXAの宇宙飛行士候補選抜、10人最終試験へ 女性2人

2022年12月23日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、宇宙飛行士候補者の第一次選抜に合格した50名に対して第二次選抜試験を行った結果、男性8名、女性2名の計10名が最終選考である第三次選抜に進むと発表しました。今後、2023年1月~2月にかけて、日本国内(JAXA筑波宇宙センターやJAXA東京事務所)および海外で第三次選抜が実施される予定です。

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Credit:JAXA

2022-2023年の宇宙飛行士候補者選抜の概要

国際宇宙探査時代において、日本の有人宇宙技術が国際間で存在感を示していくためには、 現在の宇宙飛行士に加えて新たな日本人宇宙飛行士を育て、地球低軌道でこれまで培ってきた有人宇宙技術をさらに発展させ、未来に継承していく必要があります。

これを踏まえJAXAは、2021年12月、日本人宇宙飛行士が月面でも活躍することを想定し、およそ13年ぶりに新たな宇宙飛行士の候補者を募集しました。

応募者総数は過去最多の4127名にのぼり、これまでに行われた書類選考やプレゼンテーション試験などの結果、2022年9月末の第1次選抜終了時点で50名(うち女性6名)、今回の第二次選抜終了時点で10名(うち女性2名)まで絞られました。

通過した10名の年齢層は20代以下が1名、30代が7名、40代が2名でした。

第三次選抜について

第三次選抜では、医学検査や英語面接のほか、長期滞在適正検査や泳力検査など、宇宙飛行士に求められる能力や資質を確認するためのテストが実施されます。

結果発表は2023年2月末頃となる見通しであり、見事関門を突破した若干名の宇宙飛行士候補者は、その後3年におよぶ訓練を受けた後、正式な宇宙飛行士になります。今後、国際宇宙ステーション(ISS)や日本実験棟「きぼう」をはじめ、「ゲートウェイ」 や月面が活動の場となることが見込まれており、次世代の宇宙飛行士誕生に注目が集まります。