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宇宙開発での活用を想定した月面データプラットフォーム/月面3D地図の開発に着手 Yspace

Credit: 株式会社Yspace プレスリリース

衛星データを用いた月面データプラットフォーム事業と月・地球間における輸送事業を手がける株式会社Yspace(東京都港区、Founder&代表取締役CEO 川﨑吾一)は2023年11月29日、月面環境をバーチャル空間で可視化する月面データプラットフォーム/月面3D地図の開発に着手したと発表した。

これは、NASA、JAXAにより取得された月周回衛星のデータとVR技術を組み合わせ、月面環境をバーチャル空間でリアルタイムに可視化するプロジェクト。

Virtual Lunar Map PV
Credit: Yspace川﨑吾一 YouTubeチャンネル

衛星データを活用して月面環境を仮想現実空間に再現することで、探査任務や月面基地の建設、物資輸送、宇宙インフラの設計など、さまざまな分野での詳細な作業環境の模擬が可能になり、より効率的で安全な月面プロジェクトが実現できるとしている。

同社では、3次元可視化された月面データは、下記のような月面ミッションへの応用の可能性があるとしている。

  • 着陸場所の選定
  • 月面探査ルートの最適化
  • 月面基地/月面プラント開発の設計シミュレーション
  • 将来月面探査設計検討
  • インフラ開発の検討
  • 宇宙飛行士の訓練への応用
  • 月面空間を用いたプロモーション
  • 教育事業/バーチャルゲームへの転用 など
Credit: 株式会社Yspace プレスリリース

Yspace代表の川﨑吾一氏は今回のプロジェクトについて、「未来の宇宙探査と月面開発における業界標準を確立し、月面に関する知識の拡充に貢献していきます」とコメントしている。

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