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月面模擬環境「デジタルツイン-アナログツイン」構想発表、研究支援サービス開始 amulapo

Credit: 株式会社amulapo プレスリリース

ICTを活用した宇宙体験コンテンツの提供等を行う株式会社amulapo(東京都新宿区、代表取締役 田中克明)は、2024年1月10日、月面開発を加速させるための月面模擬環境「デジタルツイン-アナログツイン」構想を発表した。

同社は、衛星データからの3次元幾何学情報を用いた惑星のバーチャル化やそれを用いた研究開発利用、シミュレーション、教育、プロモーション利用等の販売実績をもち、VR/AR等の3次元デジタル技術を用いた研究開発、企業への販売、提供を進めてきた。

同社は昨年10月に開催された学術会議・第67回宇宙科学技術連合講演会や、同12月に開催された国際団体Moon Village Association主催の7th Global Moon Village Workshop & Symposiumで、月面開発を加速させるための月面模擬環境「デジタルツイン」「アナログツイン」構想を発表しており、このたび本格的に研究支援サービスを開始した。

代表の田中氏は、月面での宇宙機開発のエンジニアとして活動してきた経緯から、今後の月面の宇宙機開発にはデジタル的な月面模擬環境「デジタルツイン」とともに、月面での物理挙動の予測のためにアナログの模擬環境構築も重要になると考え、これまで研究室内での実験環境の設計、製作から屋外での実験環境構築の設計等に携わり、「アナログツイン」を目指した研究開発手法も検討してきたという。

また、同社は2022年度から鳥取県と連携し、国内初となる屋外の月面模擬実証フィールド「ルナテラス」の造成にかかわり、また、「鳥取砂丘月面化プロジェクト」にて鳥取砂丘の3次元幾何学情報の取得や、テラメカニクス(土壌や地盤と機械の相互作用を扱う分野)等の分野に利用される土壌の力学情報の取得を実施している。

「ルナテラス」では、これまでに複数の宇宙関係機関の実証実験の支援や、連携する事業者と実証実験を行うなど「アナログツイン」となる月面模擬環境での実験ノウハウも蓄積しており、要素技術の構築や設計・制作、実験のノウハウが蓄積されてきたことを受け、月面開発を加速させるためのトータルサポートが実施できる体制となったという。

同社では今後、宇宙関連機関や関心をもつ非宇宙事業者と連携し、月面開発の加速に貢献していく予定だとしている。

月面のバーチャル構築や3D地図開発に関しては、昨年末にスペースデータやYspaceも取り組みを表明している。
アルテミス計画の遅延で減速の懸念が高まったかに思われる月面探査・月面開発だが、月に向けた民間の取り組みは着実に進んでいるようだ。

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