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10/24宇宙ニュース・宇宙ロボットスタートアップのGITAI、ロボットアームのTRL6達成を発表 ほか3件

宇宙ロボットスタートアップのGITAI、ロボットアームのTRL6達成を発表

Credit: GITAI ウェブサイト

2024年10月24日、宇宙ロボットスタートアップのGITAI USA Inc.(以下GITAI、アメリカ・カリフォルニア州、代表 中野瀬 翔、参考記事)は、同社が開発しているインチワーム型ロボットアームが月面南極環境を模擬した熱真空チャンバー内で実施された総合試験のすべてに合格し、技術成熟度レベル6(TRL6)を達成したと発表した。

技術成熟度レベル(Technology Readiness Level:TRL)とは、特定の技術の成熟度の評価を行うもので、異なったタイプの技術の成熟度を比較することができる体系的なな定量尺度。
一般にTRL1〜7は研究開発フェーズ、TRL8〜9は運用フェーズを示すレベル。

同社では今後も製品のTRL向上を進め、最終的には宇宙活動のコストを100分の1に削減することを目指すとしている。

なお、同社は10月22日にXにて、国際宇宙ステーション(ISS)で作業を行うロボットの動画を公開している。

米インテルサットの通信衛星が破損、多数の破片が軌道上に散乱か

アメリカの電気通信企業インテルサットは、2024年10月19日、同社が運用する静止軌道(GEO)上の衛星「Intelsat 33e」に異常が発生して電力が供給されなくなり、欧州やアフリカ、アジア太平洋の一部でサービスが提供的なくなったと発表した。

その後、10月21日にはこの異常により衛星が失われたと追加で公表。衛星の製造元であるボーイング社や、政府機関とともに原因の分析等を行っているとした。一方で、他の衛星をかつようするなどしてたサービス復旧も進めているとしている。

これに付随して、10月19日付のアメリカの宇宙メディアSpaceNewsはアメリカ宇宙軍が約20個の破片を追跡中と報じており、10月21日付ロシア・タス通信もロシアの宇宙機関ロスコスモスがIntelsat 33eの軌道付近で未確認の物体約24個を検出したと報じている

インターステラテクノロジズが8億円を追加調達、シリーズEラウンドで総額39億円の調達を完了

Credit: インターステラテクノロジズ株式会社 プレスリリース

2024年10月24日、宇宙輸送と宇宙利用双方の事業を進めるインターステラテクノロジズ株式会社(北海道広尾郡⼤樹町、代表取締役 CEO 稲川貴⼤)は、ちばぎんキャピタル株式会社(ひまわりG5号投資事業有限責任組合)などを新たな引受先とした第三者割当増資により約8億円の追加調達を行い、シリーズEラウンドとして総額約39億円の資金調達を完了したと発表した。

これにより、補助金などを含めた累計の調達額は約227億円となった。同社は「日本初のロケットと人工衛星による垂直統合型スタートアップ」を掲げてロケット開発と人工衛星による通信事業への参入を目指している。今回調達した資金はロケット、人工衛星の両事業の加速に充てられる。

ソニーの人工衛星EYEによる「宇宙撮影体験」ラストチャンス、本日より受付開始

Credit: ソニーグループ株式会社 プレスリリース

2024年10月24日、ソニーグループ株式会社は、同社が展開する「STAR SPHERE(スタースフィア)」プロジェクトで、2024年10月28日(月)から11月6日(水)まで、現在運用している人工衛星『EYE』による「宇宙撮影体験」ファイナルと題し、撮影枠を10日連続で一般公開すると発表した。

これに先立ち、参加登録の受付を、本日10月24日(木)より開始。事前に登録すると、期間中の毎日先着順で宇宙撮影をリクエストできるチャンスがある。

参加方法は下記の通り。

  1. STAR SPHERE公式X(@STARSPHERE_Sony)をフォロー
  2. 該当の投稿をリポスト
  3. 指定のフォームに必要事項を入力して送信
  4. 事務局からの参加登録完了通知メールを受信

上記のステップが完了すれば、受付期間中に撮影リクエストを送ることができる。各日のリクエスト可能枠には限りがあるため、撮影は先着順。

詳細・規約は下記を参照。

https://starsphere.sony.com/ja/news/detail.html?id=sp_space-photo_ex04

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