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5/ 16宇宙ニュース・Space BD、千代田化工建設株式会社と業務提携 ほか3件

Space BD、千代田化工建設と業務提携 宇宙環境利用拡大と日本の競争力向上目指す

千代田化工 執行役員の伊藤利之氏(左)と、Space BD 代表取締役社長の永崎将利氏(右)
Credit: Space BD株式会社 プレスリリース

2025年5月16日、Space BD株式会社(東京都中央区、代表取締役社長:永崎将利)は、千代田化工建設株式会社(神奈川県横浜市、代表取締役社長:太田光治)と、宇宙環境利用の普及拡大を目的とした業務提携基本合意書を締結したと発表しました。

この提携を通じ、Space BDの事業開発力・事業化推進力・人材育成分野での強みと、千代田化工のプロジェクトマネジメント力、エンジニアリングの知見・実績に基づいたISS向け機器・装置開発分野の強みを融合し、宇宙商業利用分野における日本の国際競争力向上への貢献を目指すとしています。

両社は今後、企業・研究機関向けの宇宙環境利用プラットフォームの構築や産学官連携による新規事業の創出、衛星データを利活用した産業活動の効率化、次世代の宇宙エンジニア人材派遣業の検討などでの協力を強化。日本国内だけでなく、国際的な宇宙開発プロジェクトにも関与し、グローバルな宇宙市場の成長に貢献するとのことです。

東大発ベンチャーのLocationMind、米国の位置情報企業・Irysを買収

左から、LocationMind CEOの桐谷直毅氏、Irys 共同創業者のNikhil GuptaとAriyo Noibi氏、LocationMind 取締役CFOの小川竜馬氏
Credit: LocationMind株式会社 プレスリリース

2025年5月15日、東京大学発ベンチャーのLocationMind株式会社(東京都千代田区、代表取締役:桐谷直毅)は、同社の100%子会社であるAdvertisementMind株式会社を通じ、位置情報ビッグデータビジネスを展開するIrys, Inc.(アメリカ・ニューヨーク州、共同創業者:Ariyo Noibi、Nikhil Gupta、以下Irys)の全株式を取得したと発表しました。

同社によると、米国は位置情報市場において世界シェアの4割強を占める最大の市場。米国を中心に位置情報ビッグデータビジネスを展開してきたIrysを買収することで、Irysが取り扱う150カ国以上の位置情報ビッグデータを同社のAIと連携させ、「State of the Art Geospatial AI(最先端の地理空間情報AI)」の取り組みをグローバルスケールで加速させるとしています。

ロケットラボ、NASAの科学ミッション「Aspera」の打上げ契約を受注 2026年初頭に打上げ予定

Credit: Rocket Lab ウェブサイト

2025年5月14日、打ち上げサービスの提供等を行うロケットラボ(アメリカ・カリフォルニア州、創業者・CEO:Sir Peter Beck、以下Rocket Lab)は、アメリカ航空宇宙局(NASA)の天体物理ミッション「Aspera」の打ち上げ企業として選定されたことを発表しました(Rocket Labによる発表)。

NASAの発表では、契約総額は、最大3億ドル(約440億円)とされています(NASAによる発表)。

「Aspera」は、恒星や惑星の誕生に関与しているとされる高温のガス(銀河間物質)の観測を目的としたミッションで、低コストな天体物理科学研究のための「NASAパイオニア・プログラム」の一環として行われるものです。

Asperaはロケット「エレクトロン」に搭載され、2026年第1四半期以降に打ち上げられる予定です。

ASTRO GATE、独自の軌道投入システムを開発するイタリア企業と基本合意書締結

Credit: ASTRO GATE株式会社 プレスリリース

2025年5月15日、ASTRO GATE株式会社(東京都あきる野市、代表取締役:大出大輔、参考記事)は、コンテナ型の単段式軌道投入ロケット「EOS」を開発するイタリアの航空宇宙企業Sidereus Space Dynamics S.r.l.(イタリア・カンパニア州、CEO:Luca Principi、以下Sidereus)と、基本合意書(MoU)を締結したと発表しました。

両社はMoU締結を受け、日本とその提携地域におけるEOSプラットフォームの取得、および運用の可能性について共同で評価。評価を行う内容には、ロケットの直接調達、共同打上げミッション、第三国における能力実証試験などが含まれるということです。

Sidereusは、地上設備を必要としない、コンテナ型の単段式軌道投入ロケット「EOS」を開発しており、陸上・海上のどちらからでも独立して展開・運用することが可能とのこと。

ASTRO GATEは、複数の革新的なロケット企業との提携を通じて、同社が展開するスペースポートネットワークにおける打上げ手段の多様化を図り、特定の国や射場に依存しない、柔軟な宇宙へのアクセス実現を目指すとしています。

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