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8/7宇宙ニュース・サグリとLAND INSIGHT、衛星データを活用した作付け状況判定で業務連携 ほか3件

サグリとLAND INSIGHT、衛星データを活用した作付け状況判定で業務連携

Credit: サグリ株式会社 プレスリリース

2025年8月7日、衛星データとAIを活用した農業ソリューション等を提供するサグリ株式会社(兵庫県丹波市、代表取締役:坪井俊輔)は、INCLUSIVE株式会社の子会社であるLAND INSIGHT株式会社(福島県南相馬市、代表取締役社長:藤田誠)と業務連携を開始したと発表しました。

連携を通じ、農作物の作付け状況判定における業務効率化を目指すとのことです。

具体的には、LAND INSIGHTが衛星データから解析した作付け状況判定の結果を、サグリが開発・提供する農地管理アプリケーション上で視覚的に確認できるようになるということで、これにより自治体や農業団体の関係者がウェブ上で簡単に解析結果を把握でき、現場判断や業務の円滑化につながるということです。

サグリは耕作放棄地検出アプリ「アクタバ」や、作物の種類を検出するアプリ「デタバ」などを提供しており、一方のLAND INSIGHTでは農業行政での現地調査の効率化サービス「圃場DX」を展開しています。

Pale Blue、シリーズCでの資金調達を完了 調達総額は約15億円

Credit: 株式会社Pale Blue プレスリリース

2025年8月7日、小型衛星向けの推進機(エンジン)の開発・製造を行う株式会社Pale Blue(千葉県柏市、代表取締役:浅川純)は、シリーズCラウンドの資金調達を完了したと発表しました。

シリーズCラウンドの調達総額は約15億円に上るということです。

今回の調達はベンチャーキャピタルやCVCファンドを引受先とする第三者割当増資によるもの。宇宙関連事業を手がける三菱電機株式会社のCVCファンド(運営:グローバル・ブレイン株式会社)から初めて出資を受け入れました。

調達した資金は、生産・品質体制を強化に充てられるとのこと。生産技術開発拠点の立ち上げや、人員体制強化、品質マネジメントについても取り組むとしています。

また、研究開発面では、製品ラインナップの拡充に向け、ホールスラスタ(ホール推進機)の開発・宇宙実証にも引き続き取り組むとのことです。

スパークル、宇宙港の企画・運営を手がけるASTRO GATEへ出資

Credit: スパークル株式会社 プレスリリース

2025年8月7日、スパークル株式会社(宮城県仙台市、代表取締役:福留秀基)は、同社と株式会社東邦銀行(福島県福島市、取締役頭取:佐藤稔)、東邦リース株式会社(福島県福島市、代表取締役社長:青木智)が共同設立した「TOHOネクストステージファンド」を通じ、ASTRO GATE株式会社(東京都あきる野市、代表取締役:大出大輔)に投資を実施したと発表しました。

「TOHOネクストステージファンド」は昨年11月に設立され、今回の投資が第1号案件だということです。

ASTRO GATEは世界各地で宇宙港(スペースポート)の企画・運営を進めており、「宇宙港のある街づくり(Spaceport City)」の実現を目指しています(参考記事1参考記事2)。

特に、福島県の宇宙港を「復興の先にある未来への門(GATE)」と定め、新たな産業と人の流れを創り出すことを目指している点が、福島県を拠点とする地域密着型投資ファンドであるTOHOネクストステージファンドのスタンスと一致したものと見られます。

ASTRO GATE代表の大出大輔氏は出資を受けて「福島にスペースポートをつくり、この地への宇宙産業集積や、将来的に福島がロケットにより世界中と1時間でつながる世界をつくり、地域のあらゆる産業と共に発展することを目指しています」とコメントしています。

NASA宇宙飛行士のブッチ・ウィルモア氏が退職 ボーイング「Starliner」に搭乗

Credit: NASA/Aubrey Gemignani

2025年8月6日、アメリカ航空宇宙局(NASA)は、同局に所属する宇宙飛行士、バリー “ブッチ” ウィルモア(Barry “Butch” Wilmore)氏が退職すると発表しました(NASAによる発表)。

ウィルモア氏はテネシー州出身。米海軍テストパイロットとして勤務した後、2000年にNASA宇宙飛行士に選抜されました。

在職中、ウィルモア氏はスペースシャトル「アトランティス(Atlantis)」、ロスコスモスの宇宙船「ソユーズ(Soyuz)」、ボーイングが開発中の新型宇宙船「スターライナー(Starliner)」に搭乗し、国際宇宙ステーション(ISS)に3回滞在。ISSでは5回・計32時間の船外活動に従事しました。

特に、有人飛行テストとしてウィルモア氏らが搭乗してISSに打ち上げられた「スターライナー」は無事ISSに到着したものの、飛行時に発生したスラスターの異常が解消できなかったため、SpaceXの宇宙船「ドラゴン(Dragon)」で帰還することとなり、8日間の滞在予定が8カ月になるなど、異例の宇宙滞在を経験しました。

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