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10/31宇宙ニュース・ASTRO GATEと将来宇宙輸送システム、汎用スペースポートの開発・利用で覚書締結 ほか3件

ASTRO GATEと将来宇宙輸送システム、汎用スペースポートの開発・利用で覚書締結

Credit: ASTRO GATE株式会社 プレスリリース

2025年10月30日、ASTRO GATE株式会社(東京都あきる野市、代表取締役社長:大出大輔)と将来宇宙輸送システム株式会社(東京都中央区、代表取締役社長兼CEO:畑田康二郎、以下ISC)は、ASTRO GATEが開発する国内外のスペースポート(宇宙港)と汎用射場設備について、ISCが開発する再使用型ロケット「ASCA」(アスカ)の打上げ・着陸の実現を目的とした覚書を締結したと発表しました。

今後、両社は以下の分野で協力を行っていく予定です。

  • ロケットやスペースポートに関する最新技術情報の提供
  • ISCが提供するロケット開発・運用プラットフォーム「P4SD」(参考記事)の活用可能性も考慮した、汎用的な飛行経路解析/ミッション解析/飛行安全解析等の解析ツールの実現とその運用に向けた検討
  • ISCのロケットの日本国内またはその他地域での離着陸実現に向けた実験、スペースポート設計、離着陸運用に関する支援活動

スペースデータとIHI、衛星データの利活用・事業創出に向け覚書締結

Credit: 株式会社スペースデータ プレスリリース

2025年10月31日、株式会社スペースデータ(東京都港区、代表取締役社長:佐藤航陽)と株式会社IHI(東京都江東区、代表取締役社長:井出博)は、衛星データの利活用と新事業の創出を目的とした協業に関する覚書を締結したと発表しました。

IHIでは、光学センサ、SAR、VHFデータ交換システム(VDES、次世代AIS)、電波収集(RF)、赤外線(IR)、高波長分解能(ハイパースペクトル)など、複数種類の衛星で構成される小型衛星コンステレーションの構築を進めています。

今回の協業を通して、同コンステレーションから得られる多様な衛星データと、スペースデータがもつデジタルツイン技術を融合させ、衛星データの新たな価値を創出するとともに、ユーザニーズに合致した競争力のあるサービスの創出を目指すとしています。

英Open Cosmos、パナソニック オペレーショナルエクセレンスと協業 次世代の衛星間通信を開発

2025年10月28日、英オープンコスモス(イギリス・ディドコット、創業者兼CEO:Rafel Jorda Siquier、以下Open Cosmos)は、パナソニックオペレーショナルエクセレンス株式会社(大阪府門真市、代表取締役 社長執行役員:玉置肇、以下PEX)と共同で次世代衛星間通信プロジェクト「QUIVER」を開始したと発表しました(Open Cosmosによる発表)。

同プロジェクトは、英国宇宙機関(UKSA)による国際二国間基金(International Bilateral Fund:IBF)から14万7,000ポンド(約3,000万円)の支援を受けて行われるもの。

高周波と光通信技術を活用して、衛星同士が軌道上で直接接続・データ共有を行うことで遅延を削減し、防衛・災害対応・地球観測などの分野で即応性を高めることを目的にしているということです。

プロジェクトではOpen Cosmosがミッション統合を、PEXがアンテナ設計と分析を担当。リアルタイム通信を実現する衛星ネットワーク構築を目指すとしています。

スイスのWISeKeyグループと韓国INNOSPACE、「ポスト量子衛星」打上げで覚書締結

Credit: Wisekey International Holding プレスリリース

2025年10月29日、サイバーセキュリティ、AI、IoT関連ソリューションを手がけるワイズキー・インターナショナル・ホールディング(スイス・ツーク州創業者兼CEO:Carlos Moreira、以下WISeKey)と同社子会社のワイズサットスペース(WISeSAT.Space)、シールエスキュー(SEALSQ)は、韓国のイノスペース(韓国世宗市、代表取締役:キム・スジョン、以下INNOSPACE)と、「ポスト量子衛星(Post-Quantum Satellite)」の打上げに向けた協力覚書(MoU)を締結したと発表しました(Wisekey International Holdingによる発表)。

WISeKeyの子会社であるWISeSAT.Spaceは、衛星IoT技術による気候変動モニタリング等を提供する衛星通信事業者で、SEALSQは量子暗号技術をもつ半導体企業です。

この覚書を通じ、WISeSAT.SpaceはINNOSPACEのロケット「HANBIT」を使用して次世代のセキュア衛星を展開し、量子耐性をもつ安全なIoT接続ソリューションをグローバルに提供するとしています。

また、WISeSAT.SpaceとINNOSPACEでは宇宙サイバーセキュリティやAIを活用した衛星アプリケーション等の分野でさらなる協力の機会も模索していく予定だとしています。

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