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Synspectiveの小型SAR衛星「StriX-3」、3/9(土)に打上げ

Credit: 株式会社Synspective ホームページ

2024年2月21日、衛星データ解析によるソリューション提供と小型SAR衛星の開発・運用を行う株式会社Synspective(東京都江東区、代表取締役CEO 新井元行)は、小型SAR衛星「StriX-3(ストリクス・スリー)」の打上げを3月9日(土)に行うと発表した。

Rocket Lab社のElectronロケットが使用され、ニュージーランド・マヒア半島から打上げられる。

同社はこれまでに実証機としてStriX-α、βを、そして商用実証機としてStriX-1を打上げている。

今回打ち上げる「StriX-3」は新規設計ではなく、「StriX-1」と同じ設計理念に基づきつつ、これまでの知見を反映し製造・運用するもの。
今後のSAR衛星コンステレーション構築に向け、複数の衛星を同時並行で製造していくため、同機は、効率的な生産体制の構築を目指した衛星であるとも言える。
また、StriX-3はこれまでに比べて撮像頻度を高める仕様となっており、顧客に提供できるデータの量が大幅に増加するという。

なお、今回の打上げられる衛星の名称が、「StriX-2」ではない理由について、同社では複数の機体製造を同時並行的に進めており、準備が整った機体から打ち上げていくため、打ち上げ順序が一定ではなく前後することがあるとしている。「StriX-2」についても製造ラインに組み込まれているそうで、近い将来、打上げが行われる予定だという。

日本の現基幹ロケット・H2Aや次の基幹ロケット・H3(参考記事)の打ち上げ、SLIMの月面着陸成功(参考記事)、そして2月19日にアストロスケールが打ち上げたデブリ除去実証衛星(参考記事)など、年初から官民双方の宇宙への取り組みが加速している2024年。
この勢いが日本社会や経済にプラスの影響をもらたすことも期待したい。

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