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天地人、インドの大手水インフラ事業者と覚書締結 PoC実施し将来的な展開目指す

2025年9月16日、株式会社天地人(東京都中央区、代表取締役:櫻庭康人)は、7月1日付でインドの大手水インフラ事業者、Swach Environment Private Limited(インド・コルカタ、Managing Director:Sourav Daspatnaik、以下Swach)と覚書(MOU)を締結したと発表しました。
Swachはインドで飲料水や下水処理など水インフラに関するEPC(設計・調達・建設)、O&M(運営・保守)、BOOT(建設・運営・譲渡)など統合的なサービスを提供しており、今回の覚書に基づいて、天地人が展開する「宇宙水道局(英語名:KnoWaterleak、参考記事)」のインド市場への適用可能性を検証する概念実証(PoC)の共同実施を目指すということです。
インドは世界最大の人口を抱える一方で、水インフラの老朽化、高い非収益水(NRW)率、間欠給水といった課題があるとのこと。天地人の漏水リスク診断はそうした課題の改善に寄与する可能性があるということで、天地人では、Swachはインドにおける事業展開の理想的なパートナーであるとしています。
武井亜樹氏登壇、スペースデータが「宇宙スタジオ」開局イベントを開催

撮影: 加治佐 匠真
2025年9月12日、株式会社スペースデータ(東京都港区、代表取締役社長:佐藤航陽)は、多様な分野の第一線で活躍する人々との宇宙に関する対話を、主にYouTube上で発信していく配信拠点「宇宙スタジオ」の開局イベントを開催し、同スタジオMCの武井亜樹氏が登壇しました。
恋愛リアリティ番組『バチェロレッテ・ジャパン シーズン3」への出演で知られる武井氏は、東京大学で航空宇宙工学を学んだ経歴を持ち、現在もフリーランスとして宇宙関連事業に関わっています。
武井氏は宇宙の魅力について、宇宙望遠鏡で撮影された天体写真を示しながら「宇宙をよく知らない人でも、見ていると心が穏やかになり、元気になる」ところだとし、自身も幼少期にいじめられ落ち込んでいた際、星空を見て救われた経験があると語りました。また今後のビジョンについては、宇宙を含めた理系分野のジェンダー平等や教育問題に取り組んでいきたいとしました。
なお、イベント当日の9月12日、宇宙の日が誕生日だという武井氏。最後には『バチェロレッテ・ジャパン』共演者や家族がサプライズ出演し、ケーキと花束をプレゼントされる一幕もありました。
米Voyager、国際宇宙ステーションに初のマルチクラウド・リージョンを設置
2025年9月15日、アメリカの防衛・宇宙技術企業Voyager Technologies(アメリカ・コロラド州、Chairman&CEO:Dylan Taylor、以下Voyager)は、前日の14日にマルチクラウド・リージョン「Space Edge(スペースエッジ)」を国際宇宙ステーション(ISS)へ打ち上げたと発表しました(Voyagerによる発表)。
「Space Edge」は宇宙環境に対応したクラウド基盤で、Voyagerが今春買収したLEOcloudが開発。軌道上に配置することで遅延を減らし、データ転送費用を削減できるということで、同社では、従来の衛星から地上へデータを転送する方法と比較して、最大で30倍速くデータ処理が可能になるとしています。
VoyagerのLEOcloud部門責任者であるデニス・R・ガーテンス(Dennis R. Gatens)氏は「宇宙経済が拡大するにつれ、宇宙ベースの基盤設備は地上と同様に不可欠なものになる。防衛、国家安全保障、宇宙での研究といったミッションにとって、Space Edgeはエッジでのデータ処理を可能にする」とコメントしています。
米Aechelonら5社、地球デジタルツイン構築プロジェクト「Project Orbion」を開始

2025年9月9日、地理空間シミュレーションやAI関連技術を手がけるAechelon Technology(アメリカ・カリフォルニア州、CEO兼社長:Nacho Sanz-Pastor、以下Aechelon)は、同社を含めた5社にて、AI対応の地球デジタルツイン構築プロジェクト「Project Orbion」を開始すると発表しました(Aechelonによる発表)。
プロジェクトはAechelonのほか、Niantic Spatial(アメリカ・カリフォルニア州、CEO:John Hanke)、BlackSky(アメリカ・バージニア州、CEO:Brian O’Toole)、ICEYE(フィンランド・ヘルシンキ、共同創業者:Rafal Modrzewski、Pekka Laurila)、Distance Technologies(フィンランド・ヘルシンキ、共同創業者兼CEO:Urho Konttori)と共同で行われる予定。このうち、BlackSkyとICEYEは衛星地球観測を手がけています。
同プロジェクトでは、自然災害・防衛関連の意思決定支援や、企業・防衛向けAIモデルのトレーニングに活用できるAIを搭載したリアルタイムな地球のデジタルツインを構築するということです。
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