成長産業支援事業を展開するフォースタートアップス株式会社(東京都港区、代表取締役社長 志水雄一郎)は、2024年4月5日、同社が運営する「STARTUP DB(スタートアップデータベース)」にて、2024年3月に発表された「スタートアップ資金調達金額ランキング(2024年3月)」を発表し、デブリ除去などの軌道上サービス提供を目指すアストロスケールホールディングスが1位となった。
アストロスケールホールディングスは2018年設立。「将来の世代の利益のための安全で持続可能な宇宙開発」をビジョンに掲げ、デブリ除去をはじめとした軌道上サービスの提供によって持続可能な宇宙環境を構築することを目指している。
同社が2024年3月に発表した資金調達の額は70億円。
今年2月19日には、デブリ除去の実証衛星「ADRAS-J」の打上げに成功しており、深刻な課題となりつつあるスペースデブリ問題の解決に向けた取り組みを進めている。
軌道上のデブリ対策については、先ごろ内閣府で開催された「第2回宇宙交通管理タスクフォース」でも注目されており、世界的に対策の重要性が認識されている領域だ(下記参照)。
なお、ロイターは同日付の記事で、複数の関係者からの情報として、アストロスケールホールディングスが「早ければ6月の新規上場を目指していることが分かった」と報じており、今後の同社の動向が注目される(参考記事)。