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12/23宇宙ニュース・SpaceX、「バンドワゴン2」で一挙に30のペイロードを打ち上げ ほか3件

SpaceX、相乗りミッション「バンドワゴン2」で一挙に30のペイロードを打ち上げ

打ち上げ時の様子
Credit: SpaceX

2024年12月21日20時34分(現地時間 21日3時34分)、SpaceX(アメリカ・テキサス州、CEO Elon Musk)は小型衛星の相乗りミッション「バンドワゴン2(Bandwagon-2)」をカリフォルニア州のヴァンデンバーグ宇宙軍基地から打ち上げた(SpaceXによる発表)。

今回のミッションではファルコン9ロケットに30のペイロードが搭載され、軌道に打ち上げられた。

「バンドワゴン」は、衛星事業者向けに小型衛星を打ち上げるミッションで、打ち上げ情報をとりまとめているサイト・Next Spaceflightによると、最低打ち上げ価格は30万ドル(約4,700万円)程度とされている。

Synspective、同社6機目となる小型SAR衛星を打ち上げ 軌道投入・アンテナ展開にも成功

Credit: 株式会社Synspective プレスリリース

2024年12月22日、小型SAR衛星の開発・運用やSARデータの販売、解析ソリューションの提供を行う株式会社Synspective(東京都江東区、代表取締役CEO 新井元行)は、同社6機目となる小型SAR衛星を、日本時間の2024年12月21日23時17分にニュージーランドのマヒア半島にあるRocket Labの発射場からElectronロケットにて打ち上げ、予定の軌道に投入、通信も正常に機能することを確認したと発表した。

同社は今月19日に東証グロース市場へ上場したばかり(参考記事)で、上場後1回目の打ち上げは無事成功となった。

6機目の衛星については、今後数カ月をかけて観測やデータ取得をはじめとする機能検証を実施していくという。

EY Japan、2025年に予想される地政学的動向トップ10を発表 10位に宇宙政治・宇宙経済

2024年12月23日、EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長 近藤聡)で戦略コンサルティングサービスを提供するEYパルテノンは、地政学が今後1年間で世界の市場にどのような機会と課題をもたらすかについて考察する最新のレポート「2025 Geostrategic Outlook(2025年に予想される地政学的動向トップ10)」を発表し、そのうちの一つに「宇宙政治と宇宙経済」を挙げた。

「宇宙政治と宇宙経済」の選出について同レポートでは、技術能力と宇宙資源の所有権主張のために多くの国・地域で競争が熾烈化すると指摘。多極化する宇宙分野の競争は新たな域に達するとみられるとしている。

レポート全文(英語)は下記から閲覧可能。日本語版も後日公開予定だという。

https://www.ey.com/en_gl/insights/geostrategy/2025-geostrategic-outlook

リヒテンシュタインがアルテミス協定に署名 署名国の総数は52カ国に

左から、リヒテンシュタイン公国駐米大使のゲオルグ・スパーバー(Georg Sparber)氏、リヒテンシュタイン公国通信局長ライナー・シュネプフライトナー(Rainer Schnepfleitner)氏、NASA副長官のパム・メルロイ(Pam Melroy)氏、スイス連邦・リヒテンシュタイン公国特命全権大使スコット・ミラー(Scott Miller)氏
Credit: NASA/Keegan Barber

2024年12月20日、アメリカ航空宇宙局(NASA)は、月や火星をはじめとした深宇宙探査の枠組み「アルテミス協定」にリヒテンシュタインが署名したと発表した(NASAによる発表)。

リヒテンシュタインはオーストリアとスイスに挟まれた小豆島ほどの大きさの欧州の小国で、人口は約39,000人。精密機械・医療機器等の機械産業が主要な産業となっている。

式典はアメリカ・ワシントンD. C.のNASA本部で行われ、リヒテンシュタイン通信局長のライナー・シュネプフライトナー(Rainer Schnepfleitner)氏が同国を代表して署名を行った。

これでアルテミス協定の署名国は52カ国となった。

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